立体感ある盛り付けがキー |
普段のリエットも一工夫でおもてなし前菜②になる |
パリでは様々なお教室を催されている方々がいらっしゃいます。
フランス料理教室、フラワーアレンジメントの教室、漢方料理の教室、カルトナージュと呼ばれるきれいな布張りの箱を作る教室、ワインの教室、チーズの教室、もちろん、語学の教室もあります。
こういうお教室を主宰される方を総称して「サロネーぜ(サロンを開く人)」とも呼ばれています。
前菜勢ぞろい。「高さがあるものは奥に置くとバランスが宜しい」と。本当にそうですね。 |
サロンの意味、あらためてWikiでみてみると、「サロン:フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人(女主人である場合も多い)が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場であった。」と。
さて、セパージュの会は、まさに、このWikiの定義通りのサロンでした。
この日のテーマは発砲酒。其々選ばれた理由があり、勉強になりました。 |
主人のミホさんの魅力に吸い寄せられた、知的好奇心旺盛な女性が集まって、ワインとおもてなしを学びながら、この日の出会いを楽しみ、会話を弾ませる、そういう会だったのです。
私の動機は、みほさんの才能溢れるブログに惹かれての参加でして、もっとこの方を知りたい!と思ったからでした。正直、ワインもおもてなしもそんなに興味はなかったのです(ミホさん、不純な動機でごめんなさい)。
でも参加すると、みほさん、そして生徒さん方のワイン熱、おもてなし熱が移って、そういや、私もソムリエだったっけ、と、にわかに真面目になり、ワインの味わいを捕らえようという気にもなり。
何が素晴らしいって、ワインは冷え冷えで、料理は熱々でサーブされること。 |
ワインに対する造詣の深いこと。何でも知ってらっしゃる。
ご自身、「私、いい加減だけど、実はまじめだったりもするの」とおっしゃいますが、いやいや、真面目さんでらっしゃること、間違いなしです。
こんなに知識がしっかりしている先生だと、学ぶ側も安心して先生の引導に身を任せることができます。
味付けにもメリハリがあるし、ホント、ブラボー! |
そしておもてなし料理。
先にも白状しましたが、私、おもてなしとは縁も興味もない生活を送っていまして、美味しいものをいただけるのなら、他の方が作ってくださったものをいただけるのなら、それで御の字、と思っている怠けモノでございます。
それでも、みほさんの説得力あるおもてなし論(「おもてなしなんだから、それくらいしてください。」「どうやって美しく見せるか、考えながら盛り付けして ください」)を伺っていると、ほんとほんと、お客様見えたときなど、私も少し頑張るべきだわ、と思い直されてくるのです。
セパージュのおもてなし料理、ご自身は「みほの簡単料理」と呼ばれていますが、アイデアが素晴らしいし、ちょっとしたコツが沢山あるからこそ、簡単で美味 しいおもてなし料理になっているわけで、そのアイデア、コツを余すことなく共有してくださる気前の良さも格好いいな、と思いました。
雑な感じが私流?人参のムースと、胡瓜とサーモンの冷製 |
ということで、すっかり忘れていた結婚記念日を一週間遅れで祝った週末。
ミホさんのアイデアを冷蔵庫にあるものでするとこんな感じに……。
夫は「素晴らしい!」と喜んでくれたし、普段の週末ランチも少し特別なものに。
ちょっとした工夫で生活にメリハリが付くものですね。
初めてのサロン体験でしたが、しっかり勉強するし、それが良い緊張感となって、皆さんと一体感も生まれるし、会話も弾むという何層もの相乗効果ありのセパージュでした。
セパージュは大人気でして、参加されたい方は、是非、セパージュ・ブログを通してピノミホさんにお問い合わせ下さい。
ミホさん、そして同席させていただいた生徒さん方、どうもありがとうございました!
とてもおいしそうなお料理でよだれが出てきます。
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