学校始まる前から、持ち物の長~く、不明瞭、不正確なリストを片手に、母猿は文房具店、本屋を駆け回っておりました。なぜ、学校は存在しない教科書をリストに載せるのでしょう?まぁいいや。
そしていよいよ先週月曜日は本番。登校でした。
弟猿は幼稚園、兄猿は小学校、そして今学期は、アメリカ育ちの13歳の姪っ子も預かっているので、中学にも行きます。
この一週間、弟猿はいつも泣きそうな顔を一所懸命こらえながら、無理に作った「Happy Faceスマイル」で手を振り、兄猿はムッとした顔のまま「ママ、キスとハグ(抱擁)は?」と要求し、従順に従う母猿に、濡れた唇を押し付けて、「じゃ、 行っていいよっ」とこれまたムッとしたまま旅立つ。彼なりに不安で一杯なのでしょうが、泣き顔にならないように、ムッとしてごまかしているんだと思いま す。
そういえば、夫は会社で今壁にぶつかっている時期で、ちょっと辛そう。そんな彼、今朝も、「行くか。行くしかない」と自分に言い聞かせながら出勤して行ったっけ。
姪っ子は、多分不安も一杯あるんだろうけど、持ち前の自立心と好奇心を奮い立たせて、「大丈夫、行ってくる!」と異国の学校に向かう。
皆偉いなぁ。
いやなんだけど、しょうがない、といって頑張って社会に飛び込んでいく。
先日読んだ、大江健三郎の、「仕方ない、やるか!」という話を思い出します。これは、障害者の親はきっと誰もが、ある時点において、「仕方ない、やるか!」と立ち上がり、子育てをしている、という話だったかと。
母猿の役目は家族を、この「仕方ない、やるか!」という気持にさせること、「仕方なく」頑張ったその先には、「充足した気持」という最高のご褒美が待っているよ、ということを匂わせること、かな。
皆、フレーフレー!頑張れ~!
今週も泣かずに頑張って欲しいです。どうなることやら。
「仕方ない、やるか!」は、掃除炊事洗濯を毎朝するときに思うこと。
ReplyDeleteそして、うちの娘の面倒を見てくれてありがとう。彼女の最大の悩みはランチの列が長くて、あきらめて食べられなかったことのようで、きっと、大丈夫だと思ふ。