Thursday, January 29, 2009

サラーム!カタールより

カタールという、中東の小国に住むようになってから二年以上経った。海外赴任族の世界とアラブ系民族の世界が見事に分かれており時々、自分が中東にいるのを忘れてしまうときがある。私の周辺はイギリス人が多い。以前、ロンドンに住んでいたときにも思ったことだが、やたら主張が強いイギリス人の話し方には頭に来るときがある。先日も自分のボスに、とある状況に関し、"I will cope with it, but it is stressful for me" と(いずれにせよ、やらされるのはわかっていたので)しょうがないからやるけど、負担は負担だ、と一応文句を言ったら、なんでもブイブイ押し切るのが得意な彼女、良くわからない理論を述べた後、"It should not be stressful. "と言う。これは医者に行って、「ここが痛いんだけど」と言ったのに「大丈夫、痛くない(はずだ)」と却下されるようなもの。(←これも実際に西洋人の歯医者にやられた)その他、子供の誕生会とかでイギリス人のお母さんが多いと、皆自分の子育て法について自信たっぷりに語り、演説大会になってしまって、会話を弾ませないといけない、と思う真面目な私はどういう合いの手を入れていいのかわからない。彼女らの話は自己完結していて相手の意見、反応など求めていないのだと思う。その脇でその子供達が鼻たらしながら愚鈍なことしたり、泣き叫んでいると「ふーん」とほくそ笑んでしまう。
言うまでもなく、皆がそうなわけではなく、まるで漫才のコンビのようにぼけ突っ込みができいつも会話が盛り上がるイギリス人の仲良しもいるし、前の職場で決断力ゼロの日本人派遣社員らから「はっきりしないヤツ」呼ばわりされていたイギリス人同僚など、まっ、色んな人がいますね、という話でした。

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