昨日は暑かった。新聞には46度の予定とあったが車の気温計は50度だった。幸いまだ湿気がないので日本の夏の纏わりつく感じはないが、外にいると細かい針が突き刺されるような痛さを感じる。外を通る私を見かけて勝手口から出てきた隣人はドアを開けた瞬間、「オーブンを開けたときみたい!」とこの熱気を表現していた。でも不思議にプールに行ってもあまり日に焼けない。紫外線もガス精製工場から出るスモッグで遮断されているのだろうか。
来月この地を去り、パリに帰る私に友人らは「夏前に脱出できてよかったわね。」と言う。
が、ここを離れたらこの熱気が懐かしくなる予感がしている。
日本にいるときは蒸し蒸しの夏が大の苦手だったが、今は日本というとあの夏を思い起こす。
他の日本(除北海道)滞在経験者と話しても、殆どの人がそう言う。外はミーンミーンとセミが鳴いていて暇で退屈な休みの日とか、湿気のせいか畳の匂いがするのとか、混み混みで私は一体何しに来たのかって感じの海辺とか、汗をかいている麦茶の容れ物とか。ま、歳ですかね。
さて、今日は48度の予定と新聞にある。実気温は何度まで昇るか、怖いもの見たさの楽しみである。
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