今日は4歳になる息子の保育園の卒園式だ。アメリカの大学をまね、正方形の帽子を被ってマントを羽織るらしい。
私は転校生だったり、何かの事情で入学式、卒業式をあまり経験していない。当時は「面倒が少なくって良い」と思っていたが、大人になると初め終わりのけじめなく終ってしまった学生時代の思い出という感ありで、せめて子供のは張り切って行くぞ、と思っている。
ところが、この夏戻る予定のフランスは入学式、卒業式はないという。何となく始まり、三々五々に散って終るらしい。私と夫はフランスにあるビジネス・スクールに行ったが、ここの卒業式は盛大であった。唯、これは国際的機関だから扱いがちがったということなのか。
この卒業式、フランス人の夫は初めての華々しい終わりに感動もひとしおだった。式に参列してくれたソルボンヌを卒業した日本の友人も「私のと全然ちがう、すごーい!」と羨ましがってくれた。彼女は卒業証書を事務所の窓口で受け取って終わりだったという。
終わり、別れも大切にしたい、と思うのも年のせいであろうか。
No comments:
Post a Comment