Saturday, April 11, 2009

サラーム!サッカー観戦の巻

昨夜は近くのスタディアムでサッカーを観た。
果たして何チームあるのかは知らないのだが、一応、カタールにもリーグがある。うちはその一つ、Al Saddの本拠地、アル・サッド・スタディアムの近くでもあり、気軽にチケットも手に入るというので行ってみた。

実はサッカーには因縁があって、息子達を連れて行ってあげたかったのだ。
昨年11月にワールドカップの予選、日本対カタール戦がこのアル・サッドで行われた。この際、縁あって日本チームのお手伝いをさせて頂いた。岡田監督以下、関係者は「さすがスポーツを愛する人!」と感銘を受ける程、爽やかな方々ばかりであった上、日本がストレート勝ちで本当に嬉しい出会い、出来事であった。
が、可哀想なこともあった。私は関係者ということで先にスタディアム入りをしなくてはならず、残りの家族は試合開始に合わせて来る段取りになっていた。チケットは既に日本大使館まで行って購入済み。それなのに何時まで経っても彼らの席は空席だ。後で聞くと、渋滞を乗り越え、遠い駐車場から幼児を抱え来たが、警備員からシャットアウトを食らったという。チケットを見せても、もう、満席だからダメ、の一点張りだったそうだ。本当はまだまだ空席合ったのに・・・。そういう時、私なら食い下がるのだが、誇り高き我が夫は、「なら、結構!」と背を向けてしまった。息子達はお祭り騒ぎの音響を聞いて益々興味津々。入り口に立ちはだかるオジサン達の足の間から覗き込んでいたらしい。その夜ベッドに覗きに行くと、「フットボール・・・」と泣きながら寝ていた。
どうしてこういうことになるかと言うと、国民的イベントがある際、観客がガラガラだと格好つかないので、チケットを大量にプリントしてはばら撒くらしい。最後には何枚刷ったのかもわからないので、警備員が何となく「うん、もう十分」と思ったら後から来る人はシャットアウトしてしまうのだ。

昨日のスタディアムはワールドカップの時の1/4位の観客の入りであったから、これが常の警備員はあの日は沢山の人出に怖くなったのかもしれない。スタディアムは大変豪華である。そこらかしこにロボットのTV用カメラが設置されていて面白い。ちなみににチケットは10リアル(250円位)でこのチケットはくじにもなっていて車か何かが懸賞についていた。こうでもしないと、誰も観に来ないのだろうか。
子供達はポップコーン片手にボールを目で追い、シュートが決まった時は太鼓の音と紙吹雪に心を奪われていた。私は密かに懸賞の車を狙っていたが、当選番号、三番違いで逃してしまった。
まぁ、そういうものなのだろう。

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