Wednesday, January 25, 2012

少子化

新参者です。lazyelephantさんの結婚観の最後に少子化というキーワードがあったので、それについて一言。

日本では少子化をなにか疫病のように忌み嫌って、すべての新聞の社説が対策を論じ、政府少子化省まで作っている。

私は、日本でおこっている少子化というのは自然な社会的ネガティブフィードバック現象と見ます。一面での原因は簡単。若者の結婚したい意欲が減退している。妻たちが子供を産みたい意欲が減退している。

さらにその現象の原因は何かというと、国土が小さくて、人口密度がたかいので住宅事情が悪い。十分な収入が得られる仕事の数が若者にすくない。生きていて幸せと感じる若者の数が少ない。自分が幸せと感じないから、相手を幸せにしようという意欲が湧かない。結婚した夫婦は、自分が得た教育程度を子供に得させる自信がない。つまり、簡単に言うと、国民の平均的幸福度が低い。

さて、工学におけるネガティブフィードバック系は、ある量が過大になったり過小になると、それを補正するように機能する。日本における少子化現象も、幸福度が低下して行くという社会現象を補正し、幸福度を挙げるように機能する。どのように?

人口が減ると人口密度が減り、大きな家にすむことができ、若者が仕事につける可能性が増える。大都会が住みやすくなる。これは長期的にみて喜ぶべき現象である。悲しむ必要は全くない。

これまでよりも多くの女性と老人が働けばよい。

そもそも、地球上、快適に住める人間の数には限りがあり、既にそれを超えている。日本列島上に快適にすめる人間の数には限りあり、既にそれを超えている。だから少子化という社会的ネガティブフィードバックが起こる。それを人智により防ぐことはできない。

1 comment:

  1. Motionさん、少子化、本当に悪いことというのは国家の近視的な観点から、ってだけで、個人の観点からは悪いことでもないですよね。結婚もそうだと思うのですが、日本では結婚、子育て、子が育っていく環境、全てがあまり幸せそうではなかったのを見続けていたから、結婚しない、子供もいらない、ってことになっているのだと思います。その背景に、都市では人口過密していること、天災があること、経済停滞していること、先行きが暗いことなど、があり、ダブルで「しないでおこう」ってことになってるのだと思います。ここは一歩引いて、国民の幸せ度をアップすることに専念したらいいのに、そしたら結果がついてくるさ、と思うのですが、これは、かなり科学的ではない私の観点です。。。。

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